【ITエンジニアインタビュー】 「子どもとの時間を諦めたくなかった」国家公務員からITエンジニアへ。家庭とキャリアの両立を叶えた転職

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プロフィール

氏名:M・Iさん(30歳)
前職:国家公務員(4年間勤務)
現職:ITエンジニア(大手グループ企業・4年目)

Q1:国家公務員から転職を考えたきっかけは?

最初のきっかけは「子育てとの両立」にありました。
もともと国家公務員として働いており、安定した環境でしたが、出産を機に働き方を見直すようになったんです。
復職後も時短勤務を続けていましたが、会議や出張など、どうしても時間に縛られる場面が多く、子どもの体調不良で急に休むと周囲に迷惑をかけてしまうこともありました。

「もっと柔軟に働けたらいいのに」そう感じていた頃に、友人がエンジニアに転職したと聞きました。もともとITには苦手意識がありましたが、話を聞くうちに「今の自分の生活スタイルにも合っているかもしれない」と思うようになりました。

Q2:未経験からITエンジニアを目指すにあたって、不安はありませんでしたか?

もちろん不安はありました。
数年間まったく違う世界にいたので「本当にできるの?」という気持ちも強かったです。

でも公務員からエンジニアに転職した人も多いことを聞き、今やろうと決断しました。Webアプリをポートフォリオとして作成していくうちに「できた!」という小さな成功体験が積み重なるうちに、自然と不安が自信に変わっていきました。

Q3:現在の仕事や働き方について教えてください。

現在は大手グループ企業の社内SEとして、業務システムの改善や自動化に関わっています。
リモート勤務が中心で、朝は子どもを保育園に送ってから仕事を始め、夕方には一緒に食卓を囲める日々です。

特にやりがいを感じるのは、現場の業務を効率化できたときです。
前職で感じていた「もっとこうすれば楽になるのに」という思いを、今は自分の手で形にできる。
「育児とキャリアをどちらも諦めなくていい」働き方を実現できたのは、この仕事に出会えたからだと思います。

Q4:公務員時代の経験は、今の仕事にどんな形で活かされていますか?

 実はすごく活きています。
公務員時代は多くの人と調整しながら仕事を進めることが多く、文書作成や説明力を磨く機会も多かったんです。
エンジニアになってからも、仕様のすり合わせや課題共有でそのスキルが役立っています。

また、ミスを防ぐために手順を丁寧に確認する習慣も、公務員の仕事で身についたもの。
ITの世界でも「正確さ」は何より大事なので、その点では強みになっていると感じます。

Q5:公務員からエンジニアを目指す方へメッセージをお願いします。

 私も最初は「未経験だし、家庭もあるし、無理かもしれない」と思っていました。
でも、着実に学習を重ねて基礎スキルを身につけることで無理なく転職できたと思います。

「安定」を捨てるというより、「自分に合った安定を選び直す」感覚に近いです。
リモートやフレックスの環境で、子どもとの時間を大切にしながらキャリアも築ける。
そんな未来が本当に実現できるので、悩んでいる方にはぜひ一歩を踏み出してほしいです。

編集後記

M・Iさんのキャリアは、「家庭か仕事か」ではなく「どちらも大切にする」という新しい選択でした。
国家公務員としての経験を土台に、柔軟な働き方を手に入れた彼女の姿は、多くの子育て世代の公務員にとって希望の道しるべになるでしょう。

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