プロフィール
氏名:E・Rさん(29歳)
前職:国家一般職(6年間勤務)
現職:大手グループ会社 ITエンジニア(2年目)
Q1:国家公務員から転職を考えたきっかけは?
安定している職場ではあったものの、配属先によって仕事内容が大きく変わり、自分の意思でキャリアを選べないことに疑問を持つようになった。日々の業務もマニュアル通りに進めるものが多く、「このまま同じ環境で成長できるのか」という不安が募っていった。そんな中、システム改修で外部のエンジニアと接する機会があり、仕組みを作り上げていく姿に惹かれ、「挑戦してみたい」という気持ちが芽生えた。
Q2:未経験からITエンジニアになることへの不安は?
最初は不安ばかりだった。周囲に前例がなく、応募しても書類選考で落ちることが続き、「やはり自分には無理なのか」と感じる時期もあった。特に国家公務員としてのキャリアがITと直接結びつかないように思えたため、自己PRの仕方にも苦戦した。
Q3:転機となった出来事は?
行き詰まっていた時に出会ったのがTechVillage。無料カウンセリングで「公務員からのキャリアチェンジ」に詳しい担当者に話を聞き、過去の成功事例を紹介してもらえたことで大きな安心感が得られた。カリキュラムは基礎学習から模擬プロジェクト、さらに履歴書・職務経歴書の添削まで一貫してサポートされており、迷わず進める環境だった。特に模擬開発の経験で「自分にもできる」という実感を持てたことが大きかった。
Q4:転職活動はどう変わったか?
TechVillageの支援を受ける前は落ち続けていた書類選考も、公務員時代の経験を「調整力」や「課題解決力」といった強みに変換すること+ITの学習経験を訴求することで突破できるようになった。結果として、大手企業のグループ会社に転職成功。安定と挑戦の両方を得られた。
Q5:現在の仕事内容は?
社内システムの運用と保守を中心に、設計やテストにも携わっている。ユーザー部門から直接要望をヒアリングし、それをシステムに反映するプロセスは刺激的。公務員時代に培った「現場の声を丁寧に拾う姿勢」が強みとして活きていると実感している。
Q6:公務員からエンジニアを目指す方へのメッセージ
最初の転職活動は本当に苦しいものだったが、一歩踏み出して正しいサポートを得たことで未来が大きく変わった。公務員時代の経験は決して無駄にならず、むしろエンジニアの現場でも強みになる。行動することで道は確実に拓けるので、迷っているなら、まずは話を聞いてみることから始めてほしい。
編集後記
「安定の延長線にある不安」から「挑戦の先にある成長」へ。E・Rさんのストーリーは、公務員からの転職で行き詰まっている人に大きなヒントを与えてくれます。苦戦を乗り越えた先には、キャリアの可能性と市場価値の向上が待っています。