プロフィール
氏名:M・Kさん(28歳)
前職:市役所職員(4年間勤務)
現職:ITエンジニア(2年目)
Q1:市役所職員から転職を考えたきっかけは?
市役所では福祉関連の窓口業務を4年間担当していました。住民の方々の相談に乗り、制度の説明や手続きをサポートする日々の中で、人の役に立てている実感はありました。ただ、同じような業務の繰り返しに、次第に自分の成長の鈍化を感じるようになったんです。
ふと「このまま年次を重ねても、果たしてスキルが積み上がっていくのか?」と疑問が芽生えました。そんな中、庁内システムの入れ替え対応でベンダーの方々と接する機会があり、「仕組みを作る側ってすごく面白そうだな」と感じたことが、ITの世界への興味の出発点でした。
Q2:未経験からエンジニアへ。どのように道を切り開いたのですか?
最初は正直、「自分にできるのか?」という不安が大きかったです。理系出身でもないですし、プログラミングも完全に初めてでした。でも、いろいろ調べているうちに出会ったのがTechVillageでした。
無料カウンセリングで話を聞いたとき、担当の方が元公務員だったんですよ。自分の状況をよく理解してくれて、「あ、自分でも挑戦できるかも」と思えたのを今でも覚えています。
講座は、未経験でも段階的に学べるカリキュラムで、実践に近い内容も多く、モチベーションを保ちやすかったです。特に模擬開発の経験が、転職後の現場でもすぐに役立ちました。
Q3:現在はどのような業務に携わっていますか?
現在は受託開発会社に所属し、業務システムの開発案件に従事しています。JavaとSpring Bootを中心に扱う案件で、アジャイルで要件定義から実装、テストまで一通り任せてもらえるようになってきました。
最近では、ある顧客企業の営業支援システムのリニューアルプロジェクトを担当していて、「業務フローをどうシステムに落とし込むか」といった設計段階から関われているのがやりがいですね。自分の提案が形になって、現場の方が「これ使いやすくなったね」と言ってくれると、何よりの励みになります。
Q4:公務員時代の経験は、エンジニアとしてどのように活きていますか?
一番は「相手の立場で考える力」だと思います。市役所時代、さまざまな住民の声を丁寧に聞き、説明する力が求められました。その経験が今、要件をヒアリングしてシステム要件に落とし込む場面で大きく役立っています。
また、文書作成や丁寧な説明が得意なので、非エンジニアの方にもわかりやすくシステムの内容を伝えることができ、重宝されることもあります。こうしたスキルは、技術とは別軸の「伝える力」として、チームでも信頼されていると感じます。
Q5:働き方や生活にはどんな変化がありましたか?
公務員時代は、安定はしていたものの、変化が少なく、将来の展望が見えにくいところがありました。今はプロジェクトごとに新しい技術や考え方に触れられ、日々の中に成長を感じられるのが大きな違いです。
また、リモートワークやフレックスタイムといった柔軟な働き方も導入されていて、自分の時間を以前より大切にできるようになりました。結果として、趣味や勉強に使える時間も増え、生活全体の満足度が上がった実感があります。
Q6:公務員からの転職を検討されている方へメッセージをお願いします。
「安定を手放すのが怖い」と思う気持ちは、すごくよくわかります。でも、安定の本質って“変わらないこと”ではなく、“自分で身につけた専門性”なんじゃないかと思うんです。
自分自身、ゼロからのスタートでしたが、TechVillageに出会い、道が開けました。背中を押してくれる存在や環境があれば、人は変われます。今、不安を感じているなら、その気持ちを無視せず、ぜひ一度行動に移してみてください。
編集後記
「安定」とは何か。その問いに対して、M・Kさんが見つけた答えは、“自らの力で価値を生み出せること”でした。市役所での経験を土台にしながら、ITの世界で再スタートを切った姿には、公務員という枠を越えた柔軟さと力強さがあります。
変わることは決して「逃げ」ではなく、「選択」です。M・Kさんのように、自分の軸を持ちながら一歩踏み出す勇気が、次の安定をつくるのかもしれません。
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