プロフィール
氏名: S・Aさん(31歳)
前職: 市役所職員(4年間勤務)
現職: フリーランスエンジニア(IT企業で3年勤務後に独立/現在5年目)
特徴:上流工程を中心に活躍、ハイブリッドリモート、年収1000万超え、夢のタワマン暮らし
Q1:市役所職員から転職を考えたきっかけは?
市役所では住民サービスや地域課題に取り組むやりがいがありましたが、異動や年功序列の仕組みの中で「このままでは専門性が身につかない」という不安を常に抱えていました。努力しても評価が一律で、将来のキャリアが見えにくいことに物足りなさを感じていました。そんな時、庁内システムの改修に関わった経験から「仕組みを作る側に回りたい」という思いが強くなったのが、転職の大きなきっかけです。
Q2:未経験からエンジニアになることへの不安はありませんでしたか?
もちろん不安はありました。ですが、自身でポートフォリオとしてWebアプリを完成させたことが大きな安心でした。当初は「公務員経験をどうITに結びつけるか」という視点で書類作成や面接対策が難しく苦労した覚えがあります。時間がかかっただけでなく苦労した経験があるので、TechVillageさんのように公務員出身者を対象にしたサポートを当時知っていれば、間違いなくお世話になっていました。
Q3:IT企業での3年間はどのような経験でしたか?
最初はSESで開発現場に入りました。Javaをメインに使った業務システム開発に携わり、詳細設計からテストまで幅広く経験しました。中でも印象的だったのは金融系のシステムリプレイス案件で、PMに同席させていただいて要件定義から関わることができたことです。「ただの開発者」ではなく「課題解決の提案者」として動くことの面白さを実感しました。
Q4:現在はフリーランスとしてどんな仕事をされていますか?
現在はフリーランスエンジニアとして上流工程をメインに携わっています。要件定義やプロジェクトマネジメント、クライアントとの折衝など、より裁量の大きい仕事に挑戦できています。働き方はハイブリッドリモートで、週の半分は在宅、必要に応じてクライアント先に出向くスタイルです。収入面でも会社員時代の倍以上になり、年収は1000万円を超えました。念願だったタワーマンションでの生活も叶い、まさに「自由と成長」を実感しています。
Q5:公務員からの転職を考えている方へメッセージをお願いします。
公務員は安定していますが、それが必ずしも安心につながるとは限りません。私の場合は「挑戦しないことのリスク」の方が大きいと感じました。TechVillageさんのように未経験からでも学べる環境は整っていますし、公務員として培った調整力や責任感は必ず役立ちます。年収や働き方を自分の手で選べるようになった今、あの時一歩踏み出して本当に良かったと思っています。迷っているなら、まずは行動してみることをおすすめします。
編集後記
S・Aさんのキャリアは「挑戦から自由へ」という道のりでした。県職員としての経験を糧にしながら、IT企業での経験を積み、今ではフリーランスとして上流工程を任される存在になられています。ITエンジニアはキャリアパスが広くあることを改めて感じました。収入も生活も大きく変わり、自分らしいキャリアを実現しています。公務員からエンジニアという選択肢が、ただの転職ではなく「人生の再設計」になることを示してくれるインタビューでした。