IT企業では大きく3つの種類の業態に分けられています。
それぞれ特徴や働き方が異なるので、それらを紹介します。
IT企業の業態3種類
IT企業は下記の3種類の形態に分けられます。
- 自社開発
- 受託開発(Sler)
- SES
①自社開発
自社開発は、自社のサービスやアプリを自分たちで企画し、開発し、運営していく働き方です。たとえば、ECサイトやスマホアプリなど、自分たちでビジネスモデルを作り、その中でシステムを育てていきます。
◆やりがい: 自分の作ったものが直接ユーザーに届き、評価されるため、大きな達成感があります。
◆成長:特定のプロダクトや技術に深く関わるので、一つの技術を突き詰めたい人におすすめです。
◆環境: 比較的落ち着いた環境で、長期的なスキルアップが可能です。
②受託開発(Sler)
受託開発(Sler)は、クライアント(企業や官公庁)の依頼を受け、必要なシステムを設計・開発する働き方です。例えば、銀行の基幹システムや自治体の住民サービスシステムなど、大規模なプロジェクトに関わることが多いです。
◆やりがい:クライアントの課題を解決するため、企画や設計の段階からプロジェクトに携わることができます。
◆成長:プロジェクトの規模が大きく、チーム開発や管理の経験が積めます。
◆環境:安定した収益を持つ会社が多く、働く環境が整っている場合が多いです。
③SES
SES(System Engineering Service)は、エンジニアとしてクライアント先のプロジェクトに参加する働き方です。プロジェクトごとに現場が変わることが多く、いろいろな経験ができます。
◆やりがい:クライアント先で実務経験を積むことで、幅広い技術や業務知識を身に付けることができます。
◆成長:未経験でも採用されやすく、実践を通じてスキルアップすることが可能。
◆環境:案件によって仕事内容や働く環境が異なるため、多様な職場を体験できます。
業態の図解
各業態を図解すると下記のようになります。

各業態のメリットデメリット

3種類のどの業態が良い?
結論、どれが良い悪いはありません。
巷ではSESの悪評も蔓延っていますが、そもそも悪質な企業は淘汰され減ってきている印象です。
特に未経験からのITエンジニア転職では、これらの業態種類にあまりこだわる必要はないです。どの働き方でもスキルは磨けるため、経験を積んでから別の興味ある業態の企業に転職するという選択肢もあります。
まとめ
今回はIT企業の業態3種類を紹介しました。自社開発・SIer・SESそれぞれに特徴やメリットデメリットがあるため、どの業態が向いていそうかの参考にしていただければと思います。とはいえ、業態を絞りすぎる必要もなく、優先順位をつける程度で企業選定するのが良いです。
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