市役所からITエンジニア転職「3年後の自分が想像できてしまった」エンジニアに転職した理由【vol.41】

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プロフィール

T・Nさん(32歳)
前職:市役所職員(行政職 9年)
現職:バックエンドエンジニア
転職活動期間:約4ヶ月

Q1. 市役所を辞めようと思ったきっかけを教えてください。

辞めよう、と決意したというよりは、じわじわと「このままでいいのか」という感覚が積み重なっていった感じです。

市役所では、3〜5年おきに部署異動がありました。福祉課、税務課、建設課と移るたびに、一からその部署の業務を覚えなおすんです。慣れたころにはまた異動。そのサイクルを繰り返すうちに、「自分は何の専門家なのか」という問いが頭から離れなくなりました。

同年代の民間の友人たちは、同じ分野で経験を積みながらキャリアを築いていた。対して自分はどうだろうと考えたとき、9年働いてきたのに、名刺の肩書以外に語れるものがほとんどない。そのことに、正直焦りを感じていました。

決定打になったのは、尊敬していた先輩が退職したときです。その人は庁内でも指折りの仕事のできる人でしたが、「これ以上ここにいても自分の市場価値は上がらない」と言い残して去っていきました。その言葉が、ずっと頭に引っかかっていたんです。

Q2. なぜITエンジニアという職種を選んだのでしょうか。

「手に職をつけたい」というのが、最初の動機でした。異動のたびにリセットされる働き方ではなく、自分の中に積み上がっていくスキルが欲しかった。

いくつかの職種を調べるなかで、エンジニアという仕事の構造に惹かれました。書いたコードは消えない。作ったものは残る。経験が技術として蓄積されていくキャリアパスが、自分の求めていたものに重なりました。

加えて、副業のしやすさも決め手のひとつでした。公務員は副業が厳しく制限されていますが、エンジニアであれば技術さえあれば個人で案件を受けることもできる。収入の柱を自分で増やせる可能性があることも、転職の背中を押しました。

文系出身で、プログラミングの経験はほぼゼロ。それでも「未経験から転職した」という事例を調べるうちに、やってみる価値はあると思えるようになりました。

Q3. 未経験での転職に不安はありませんでしたか。

正直に言うと不安だらけでした。

特に大きかったのが、「公務員9年という経歴が、エンジニア転職においてどう評価されるのか」という点です。技術職ではないし、ITとの接点もほぼない。面接で「なぜ今さらエンジニア?」と突っ込まれたら、うまく答えられる自信がなかった。

TechVillageを選んだのは、公務員出身者の転職支援に特化していたからです。他のIT系特化の転職支援サービスにもいくつか面談しましたが、どこも「まず転職に向けて求人を、、、やカリキュラムの学習から、、、」という流れで、公務員特有の状況に踏み込んでくれるところがありませんでした。

TechVillageのカウンセラーは違いました。「公務員からのキャリアチェンジに必要なのは、技術だけじゃない」という前提で話してくれた。自分の経歴をどう語るかまで一緒に考えてもらえたことで、不安が少しずつ具体的な準備に変わっていきました。

Q4. 現在の仕事内容を教えてください。

今はバックエンドエンジニアとして働いています。主にAPIの設計や開発、既存機能の改修などが中心業務です。チームは少人数で、企画段階から意見を出せる環境なので、自分の仕事が製品に直接反映されるのが面白いところです。

働き方は、基本リモートです。場所に縛られず成果で評価される環境は、市役所時代とはまったく違う感覚があります。以前は「席に座っていること」が仕事の証明みたいなところがありましたが、今は「何を作ったか」がそのまま評価になる。

副業も、少しずつ始めています。知人のWebサービスの改修案件を受けたり、クラウドソーシングで小さな案件をこなしたり。自分の技術が直接収入につながる感覚は、想像以上にやりがいがありました。

市役所時代に身についた、丁寧なコミュニケーションや要件を整理する力は、意外なほど今の仕事でも役立っています。クライアントや他部署との調整の場面で、「話がわかりやすい」とよく言われるようになりました。

Q5. 同じように転職を考えている公務員の方へメッセージをお願いします。

「専門性が積めないまま年を重ねていくことへの不安」を感じているなら、その感覚はおそらく正しいと思います。

公務員の仕事を否定したいわけではありません。でも、キャリアを自分でコントロールできないもどかしさや、異動のたびにリセットされる感覚は、なかなか外からは理解されないものです。

エンジニアという職種は、努力が技術として自分の中に残ります。3年働いた今、あのころの自分には想像もできなかった仕事をしています。副業もできて、収入の選択肢も広がりました。

最初の一歩は、情報を集めることで十分です。TechVillageの無料カウンセリングは、転職の決意がなくても話を聞いてもらえます。まず話してみるだけで、自分のキャリアについて整理できることがたくさんあると思います。動けない理由を探すより、動ける理由を探してみてください。

編集後記

T・Nさんが転職を決意したのは、特別な出来事があったからではありません。定期異動というシステムの中で、自分のキャリアを自分でつくれないという感覚が少しずつ積み重なった末の決断でした。

公務員からITエンジニアへの転職は、今や珍しい話ではなくなっています。未経験からでも技術を身につければ評価される環境があること、そして副業という形で収入の選択肢を広げられること。これらはエンジニアというキャリアが持つ大きな魅力です。

TechVillageは、公務員特有の転職事情に特化した支援を行っています。公務員からエンジニア転職に有利となるポートフォリオ作成、面接対策、退職タイミングの相談まで、公務員出身者が直面するリアルな課題に寄り添います。転職を迷っている方は、まず無料カウンセリングからお気軽にご相談ください。

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