【ITエンジニアインタビュー】「安定」の外側に、本当のキャリアがあった。元県職員が語る、34歳からのエンジニア転職と年収1000万への道

目次

プロフィール

氏名:T・Hさん(34歳)
前職:県庁職員(5年)
現職:大手SIer ITエンジニア
年収:約1,000万円
勤務スタイル:週3日リモート勤務

Q1 県庁職員からの転職を考えたのはどんなきっかけでしたか

県庁の研修にて自分のキャリアを棚卸しする機会がありました。気づいたら5年が経っていて、でも「この5年で自分は何を得たのか」と問いかけたとき、答えに詰まったんです。

仕事が嫌だったわけじゃありません。最後に所属していた土木系の部署で地域のインフラ整備に関わる仕事は、社会に直接貢献している実感があって、それ自体は誇りに思っていました。ただ、「社会の役に立っている」という感覚と、「自分個人のスキルが伸びている」という感覚は、全然別のものだと気づいてしまった。

人事異動が頻繁にあって、前の部署で覚えたことをリセットして、また一から。それを繰り返していると、汎用性のあるスキルが自分の中に積み上がっていかない。県庁という組織を離れたとき、自分には何が残るのか。その問いが、頭を離れなくなったんです。

転職を意識しはじめたのは、民間企業に転職した大学時代の友人との会話がきっかけでした。彼が「最近こんな技術を使っていて」と目を輝かせながら話しているのを見て、羨ましいと感じた。それが正直な気持ちです。

Q2 数ある職種の中で、なぜITエンジニアを選んだのですか

転職活動を始める前に、まず「自分が市場でどう評価されるか」を調べました。文系で特別な専門資格もない公務員が、未経験で民間に飛び込める職種はそれほど多くない。その中でITエンジニアは、スキルさえ証明できれば年齢や経歴よりも実力で評価される職種だと感じました。

県庁勤務の後半、業務改善の一環でExcelマクロやAccessを少しかじる機会があって。それが思いのほか面白かった。「仕組みを作る」ことの手応えというか、一度動くものができたときの感覚が、窓口業務や書類整理とは全然違う種類の満足感だったんです。

あと、正直に言うと、収入面への期待もありました。公務員の給与体系は安定している分、上がり方に天井が見える。ITエンジニアは実力と市場価値次第でキャリアの幅が広がると知って、それも大きな動機になりました。

Q3 未経験からのエンジニア転職、不安はありませんでしたか

かなりありました。エンジニアとしてはスタートが遅い部類に入ると思っていたので、「未経験って採用されるのか」という不安は常にありました。

そんなときに調べていて見つけたのが TechVillage でした。決め手は、公務員からエンジニアへの転職事例が具体的にまとまっていたこと。他のスクールの説明会にも参加しましたが、公務員特有の事情、たとえば副業規定の中でどう実績を作るか、退職時期をどう設定するかといった現実的な話まで踏み込んでくれるところはほとんどなかった。

TechVillageのカウンセラーの方は、学習のロードマップだけでなく、「公務員経験をどう転職市場で価値に変えるか」という視点を一緒に考えてくれました。調整能力や文書作成力、ステークホルダーとの折衝経験、そういったことが実はエンジニアの現場でも求められていると知って、自分の経験を前向きに捉え直すことができたんです。

Q4 転職後から現在まで、どのようなキャリアを歩んできましたか

最初の転職先は、働き方が自由な上場しているシステム開発会社でした。エンジニアとしての基礎を3年かけてしっかり積みました。公共系のシステム開発案件が多い会社だったので、県庁での業務知識が直接活かせる場面も多くて、ドメイン知識という観点では即戦力に近い扱いをしてもらえた部分もあります。

3年で技術的な基盤が整ってきたタイミングで、改めてキャリアを見直しました。大規模なシステム開発に携わりたい、より専門性を高めたいという気持ちが強くなって、現在の大手SIerへの転職を決意しました。2回目の転職はスムーズで、エンジニアとしての実績とポートフォリオがあれば、公務員出身であることはもはやハンデになりませんでした。

現在は、大規模インフラ系の開発プロジェクトでプロジェクトリーダーに近いポジションを任されています。週3日のリモート勤務で、年収はエンジニア転職前と比べると300万円以上増えて1,000万ちょっとになりました。

Q5 公務員からエンジニアへの転職を考えている方へメッセージをお願いします

公務員からのキャリアチェンジに、周囲は当然反対しました。家族も、同期も、「もったいない」の一言で片付けようとした。でも今振り返ると、あのタイミングで動いていなければ、今の自分はなかったと断言できます。

公務員からエンジニアへの転職は、決して無謀ではありません。むしろ公務員として培ってきた経験は、思っている以上にエンジニアの現場で評価されます。大規模プロジェクトのコミュニケーションや調整力は、技術力と並んで求められるスキルです。

一つ伝えるとしたら、「完璧に準備してから動く」という考え方はやめたほうがいい。転職市場は動いているし、自分の年齢も動いている。まずTechVillageのような公務員特化の支援窓口に話を聞きに行くだけでも、視野は大きく変わります。情報を持てば、怖さは半分になります。

編集後記

今回のインタビューを通じて印象的だったのは、T・Hさんが転職を「逃げ」ではなく「選択」として語っていたことです。県庁での経験を否定することなく、それをエンジニアとしての強みに転換していくプロセスは、公務員からITエンジニアへの転職を検討している方にとって、具体的なイメージを持てるものではないでしょうか。

エンジニア転職後に再度転職してキャリアをステップアップするという道筋は、一度目の転職がゴールではないことを教えてくれます。スキルと実績を積み上げることで年収1,000万円というキャリアは現実のものになる。そのことを、T・Hさんの5年間は証明しています。

公務員からのITエンジニア転職について、TechVillageでは無料カウンセリングを実施しています。転職を具体的に考えている方はもちろん、まだ迷っている段階の方も、まずは話を聞いてみるところから始めてみてください。

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