プロフィール
氏名（仮名）：E・Nさん（29歳）
前職：県職員（5年間勤務）
現職：大手企業の開発エンジニア（2年目）
Q1：県職員から転職を考えたきっかけは？
県職員時代は1箇所目の配属が地域振興課で2箇所目の配属が危機管理を扱う部署で働いていました。どちらも県職員らしい仕事でしたが、2箇所目の配属先にて忙しさや組織の硬直性に息苦しさを感じるようになり、次第に心身に不調が出始めてしまって……。結果的に適応障害で休職を経験しました。
その時間は、自分にとって「立ち止まる」ことの意味を考える機会になりました。
「このまま同じ働き方を続けていて、自分は本当に幸せだろうか」
そんな問いに向き合ったとき、ふと目にとまったのがIT業界でした。
業務で使っていた行政システムや業者とのやり取りを思い出し、「仕組みを使う側」ではなく「つくる側」に立つという選択肢に興味を持ち始めたんです。
Q2：未経験からITエンジニアになることに不安はありませんでしたか？
正直、ものすごく不安でした。何もわからないし、休職歴もある。「転職活動で不利になるのでは？」という不安も大きかったです。
でも、ネットで見つけたTechVillageの無料カウンセリングに申し込んでから、少しずつ状況が変わりました。元公務員の方が対応してくれて、自分の経歴に寄り添ったアドバイスをもらえたのが大きかったです。
プログラミングの基礎はもちろん、模擬開発やチーム制作、さらには職務経歴書の書き方まで一つ一つ丁寧にサポートしてくれて、「ここならいけるかもしれない」と思えるようになりました。
当時の私にとって休職歴がある方の過去の事例も共有いただきながら経歴を無理に隠すのではなく、どう活かすかを一緒に考えてくれる姿勢が大変心強かったです。
Q3：エンジニアとしての最初の1年はどうでしたか？
最初に配属されたのはWebアプリの開発チームで、主にフロントエンドの実装を担当しました。ReactやTypeScriptなど初めて触れる技術ばかりで、ついていくだけでも必死でしたね。
でも、公務員時代に培った「丁寧に確認する姿勢」や「全体を見ながら進める力」が活きた場面もありました。自分では「遠回りな性格かな」と思っていた部分が、「仕様の抜け漏れを防ぐ力」として評価されたときは嬉しかったです。
初めて自分のコードがリリースされ、ユーザーの反応を見たときの感動は、今でも忘れられません。
Q4：現在はどんな仕事をされていますか？
現在は大手企業の社内DXプロジェクトに参画し、業務フローの改善と、それに伴う社内ツールの刷新に携わっています。要件定義やUI設計にも関われるようになり、エンジニアとしての視野が広がってきた実感があります。
特にやりがいを感じるのは、社内の現場担当者から「すごく使いやすくなった」と言ってもらえたときです。元公務員として、使う側の気持ちがわかるからこそ、実装に細かく反映できることがあると思っています。
また、今の会社はリモートワークやフレックス制度も充実していて、自分の体調や生活リズムに合わせて働ける点でも非常に助かっています。
Q5：公務員からエンジニアを目指す方へメッセージをお願いします。
過去の自分と同じように、「安定を捨ててまで転職する意味があるのか」と悩んでいる方は多いと思います。でも、今の働き方に息苦しさを感じているなら、それは立派なサインだと思います。
そして、公務員で培った経験や姿勢は、決して無駄になりません。むしろ、エンジニアの現場でこそ求められる「誠実さ」や「責任感」は、あなたの強みになるはずです。
私はTechVillageの存在があったからこそ、一歩を踏み出すことができました。悩んでいる方には、まずは一度、話を聞いてもらうだけでもいいと思います。
未来は、行動した分だけ変わるものだと実感しています。
編集後記
E・Nさんの歩みは、「立ち止まったからこそ見える景色がある」ことを教えてくれました。
適応障害という経験を通じて、自分の働き方や生き方を見直し、新たな道に挑戦する勇気を持ったE・Nさん。その姿からは、自分の人生をより良く変えていこうとする力強い前向きさが伝わってきます。
「公務員しかやってこなかった自分に、エンジニアなんて無理かもしれない」
そう思っている方にこそ、E・Nさんの言葉は響くはずです。今ある経験を強みに変え、全く新しいフィールドで活躍できる可能性は、誰にでも開かれています。
エンジニアという仕事は、誰かの課題を仕組みで解決できる、社会的意義のある仕事です。自分の手で未来をつくっていく実感が持てる、そんなキャリアを目指してみませんか？
E・Nさんのように、ひとつの勇気ある選択が、人生を大きく動かしてくれるかもしれません。
「TechVillage」は公務員特化型のエンジニア転職支援です。
無料相談も実施しております。「ITエンジニアって実際どうなのか」「ITエンジニアに向いているのか」「未経験からITエンジニアになれるのか」「支援はどんな内容なのか」等、ざっくばらんにお話しさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。（下記より公式LINE登録の上、メッセージください）
